湯沢の偉大な先人、了翁さま


  りょうおうぜんじ
  了翁禅師は、西暦1630年(寛永7年)3月18日、湯沢市八幡に生まれました。

 12歳で仏門に入り、あらゆる苦行を積み重ね修行に励みました。
                                       にょじょうぜんじ
  荒行がたたり、療養を余儀なくされた時期に、夢枕に立った如定禅師から
       きんたいえん
 万病の薬「錦袋圓」の製造方法を授かりました。

  薬の効能はまことに大きく、傷はたちまちのうちに癒えたということです。

  せっかくの妙薬を万民に活用してもらおうと売り出したところ、これが評判を呼

 び、江戸の土産にまでなったと伝えられています。

  薬を売って蓄えたお金は、教育文化、社会福祉事業、公共事業など広い分野にわ

 たり使われました。

 ○了翁さまと水戸黄門

  了翁さまが34歳のとき、修行による古傷の療養中、如上禅師が夢枕に立ち調合
 
 方法を教えてくれた薬が錦袋圓です。上野の不忍池のそばに薬舗を建て、薬は

 飛ぶように売れたということです。その看板は、水戸黄門の直筆を左甚五郎が

 彫ったものといわれています。

 ○日本で初めての図書館
 
  
錦袋圓を売って得た三千両で、了翁様は宿願の大蔵経を買い集め、上野の不
             
 忍池に建てた経堂に納めました。後に寛永寺に移転し、勧学講院と改め蔵書を補充、

 一般に開放しました。これは日本で初めての公開図書館です。

  ここでは食事や宿が無料提供され、貧しい人や遠方からの閲覧者が費用の心配

 せずに勉強に専念できました。

 ○福神漬の生みの親

  勧学講院で寮生に与えられたおかずは了翁さまが考案した漬物で、大根、なす、

 きゅうりの切れ端を干して細かく刻み、漬けたものでした。

  輪王寺の宮様がこれを美味とし「福神漬」と命名、巷間に広まり今に伝わってい

 ます。

 ○ボランティアの祖

  天和2年の江戸大火いわゆる「八百屋お七の火事」により、了翁さまは勧学講院の

 開設に備えて買い集めた巻物一万四千巻を失いましたが、それでもなお被災者に私財

 を分け与え、捨て子80人余りを養うなど自ら救済活動に奔走しました。
        てつぎゅうぜんじ
  また、親友鉄牛禅師の干拓事業を援助したり、灌漑事業を起こすなど産業の発展に

 大いに貢献しました。このように了翁さまは、ボランティア活動の先駆者でもあります。
             
                    「了翁様の里づくり実行委員会」より

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